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  • 2011.03.25 Friday
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雨の日のメタセコイア 東京農大の中庭にて

 今年初めての書き込みます。農大植物愛好会のタナカです。

今月中頃、史上稀にみる規模の大震災が発生しました。
多くの犠牲者が出てしまい、とても残念です。

東北出身のサークルメンバーと研究室メンバーも少なからずいるので、
身近な人も心配でしたが。皆無事なようで一安心しました。

まだ被災地は厳しい状況が続いています。
募金と声援しか手伝えませんが、一日も早い復興を願っています。



本題に移ります。



 本日は、雨の日のメタセコイアの様子を紹介します。
雨の日は傘を差しているので、 中庭で上を向く人は少ないようです。
そんなわけで、あえて雨の日にメタセコイアを見てみようと思いました。





 秋雨が降る9月某日。
この日は朝から雨で、どんよりした雲が空を包んでいた。
薄曇りの中、鬱蒼とした木々はいつもに増して明暗がくっきりしていた。

 木々の陰影は晴れの日以上に顕著で、暗い中に映える傘の色彩が美しい。
また、緑の雰囲気も独特で神秘的。
しずくの滴る葉、濡れた樹皮、いつもより重厚な雰囲気だった。







 足元に目をやると、水たまりがある。
整然と並んでいるように見えるブロックだが、実は不規則な起伏に富んでいる。
そこに水がたまると、透明な模様が点在しているように見える。







 雨の日に写真を撮っていて思う。
離れたところからみると、人々と傘の列が面白い。

ここで道順に沿って規則的に動く傘たちは、まるでカラフルな川のようだ。
渋谷のスクランブル交差点を上から眺めると、ゆっくり動く花火のようでもある。
いろいろな場所でみられるが場所によって印象は異なる。

いずれにせよ、人波は規則的に動いて面白いし、雨の日はそれが判りやすい。







 レンズに水滴がついてしまった・・・
少し上を向くと、カメラは水に怯える羽目になるが、人間の目はそうでもない。
生物の目が持つ耐候性には感心した。

 一通りメタセコイアを見た後、二限目の授業に向かいながら考えた。

時間帯や天候が違えば光の加減も違うし、当然仕上がる写真も異なる。
だから、自然写真は面白いし奥が深い。
いや、写真にとらなくても、目を向けて観察するだけで感銘はあるかもしれない。

たとえ身近な植物でも、このように変化を楽しめるのだから、
自然をみつめることは気軽な趣味かもしれない。

こんなことを考えた。



※次回は「秋の紅葉」を紹介し、メタセコイアシリーズのラストとします。


東京農大収穫祭の収穫 着生ランの一種「マキバラン」

  植物愛好会の模擬店・文展を楽しみにしていたお客様、すいませんでした。
今年は抽選に外れてしまい、当会は収穫祭に参加できませんでした。
来年は出られるよう、気を取り直して頑張ります。

 今年の部員一同は、主催側ではなく客側として収穫祭に参加したわけですが。
せっかくなので模擬店と文展をじっくり見学した次第です。
特に、植物を扱っているところをじっくり見て・・・買い物も楽しみましたよ!

 収穫祭の収穫は「マキバラン」です。
着生ランの一種ですが、あまりポピュラーな種類ではないようです。



マキバラン 1



 コルクバークにミズゴケを組み合わせたものが土台。
根を絡み付かせて活着する植物で、
密林にありそうな妖しげな雰囲気が魅力的です。

 これは「開発学科 熱帯園芸学研究室」の模擬店で仕入れました。
研究室にいる先生の実家がラン生産者だそうで、ランに力を入れている様子でした。
あまり見かけない珍しいランも置いてありました。



マキバラン 2



 遠目に見ると小さい花ですが、集合すると迫力があります。
近寄って観賞すると楽しいものですから、「窓」を観賞する多肉に似た印象です。
ワックスがかった光沢のある質感も独特でしょう。

 買うときは開花した姿を知らなかったのですが、
近くで見ると結構「奇怪系な花」だと思います。
絡み付く根と相まって、いい感じです。



マキバラン 3



 多くの着生植物と同じく、ぶら下げて栽培するものみたいです。
細かい栽培法は調べている最中なのですが・・・あまり詳しい話は出てきません。

以前「セッコクラン」の話を紹介しましたが、

http://syokuai.jugem.jp/?eid=208

基本的なところは同じだと聞いています。


 今回の収穫祭、なかなか個性的な植物を手に入れることが出来ました。
こういう変わり種があるのも農大収穫祭のいいところですが、
来年は当会もそういう持ち味を出せればよいと思います。


追伸:水槽との関係で場所がないので、うちには着生植物ばかり置いてあります。
これ以外にも、以前紹介した「東洋ラン」と、今度紹介する「着生シダ」などがあります。



ヤマネコ模様な魚の家 エキノドルス・オゼロット

 アマゾンの山猫(オセロット)をイメージした、強そうな名前です。
斑点状の茶色い模様が、オセロットと名付けられた由来です。

 割と小ぶりな印象の草ですが、こいつは大株。
株分けして二株にすることが出来ました。

 エキノドルスとは、この水草を含むグループの総称です。
オモダカ科エキノドルス属で、オモダカ属(サジタリア)に近縁なグループです。
南アメリカを中心に、新大陸の温暖な地域に分布しています。
代表的なものに「アマゾンソードプラント」があります。
この「オゼロット」は欧州で改良されたもので、野生には存在しない種類です。
発音がオ「ゼ」ロットなのは、たぶん、ドイツ語読みでしょうか?







 写真だと大きさが判りにくいと思いますが、
株の端から端までは30僂らい、葉長は20僂らい。

 ロゼット水草なので、葉のサイズだけではなく、
葉の枚数もボリューム増大に関係してきます。

株分け後に葉数が減り、
3ヶ月経った現在でも、ここまでのボリュームに回復していません。








 色や模様のある水草は、多くの場合、新芽がもっとも鮮やかです。

これは以前紹介した「熱帯スイレン」と似ている模様です。
このほかにも、新芽のみ赤い種類、全体的に赤い種類など、
種類によって模様が様々あります。


 こういうのは欧米で改良が盛んだけど、日本だと人気がいまひとつだとか。
エキノドルスって大株で個性が強いから、
協調性重視で箱庭的な日本の水草レイアウトに、あまり合わないといいます。

ちなみに、この種類は「エキノドルス 動物シリーズ」のひとつです。
ほかにエレファントやレオパードなどもあります。








 エキノドルスの住人「チェッカーボードシクリッド」です。

野生下でも、こういった葉の広い水草に寄り添って暮らしています。
沈む枯葉の裏に隠れ、葉の周囲にテリトリーを持ち、葉の表面に産卵します。
彼らの生活圏は、植物によって作られているわけです。

写真の個体は、幼いので判りにくいのですが、たぶんメスです。








 オスも渋い雰囲気の魚ですが、メスより派手です。
ひれが伸長し、各所にラメが入ります。

 ペアが成立すると、夫婦で協力して葉を守り、子育てもします。
葉の上で生まれて、葉の周りで育ち、葉に暮らす魚です。



後記:エキノドルスとそこに暮らす魚。
図鑑や飼育書などでは、セットで語られることが多い二種類です。




白くて甘くて風に揺られて ‐風蘭(フウラン)‐

 独特な甘い香りを放つ、真っ白な「フウラン」。
ミズゴケを巻いた金網に植えられ、軒先に吊るされ、風に舞う。
野生下でも木の上にあり、風に吹かれる姿から「フウラン」と呼ばれているそうだ。








 はかなり小さいが、近くでよく見ると、
ランらしい「複雑な形」をしている。
正面から見ると、翼を広げて飛んでいるようにもみえる。



 この花は、小さい姿のわりに強烈な「甘い香り」を放つ。
花の付け根に「距(きょ)」と呼ばれる管状の器官があり、そこに蜜がたまっている。
それが独特の甘い香りを作り出す。

 このランも古典的に栽培されてきた種類。
観賞スタイルは江戸時代には確立されていたという。
見た目を観賞するだけでなく、香りを楽しむことも重要な「鑑賞」ポイントとされる。

 甘ったるいが後味はあっさりしていて、
甘さの中に果物のような酸味もある、独特な芳香を持つ。
文字で表現するのは難しいので、興味のある人は、ぜひ本物と接してもらいたい。

そんな「いい香り」を持っている花だ。







 これが「距」
花粉とその運搬をめぐる「競争の産物」である。


 多くの花は、ハチなどの昆虫を蜜で誘う。
花に昆虫が来たら体に花粉が付くので、花粉を別の花まで運んでもらえる。

そんな営みの中・・・

昆虫の中に、口だけ長く伸ばし、花にとまらず蜜を吸うものが登場する。
彼らは餌をとる時間を短縮することに成功し、生存競争に有利であるため繁栄する。
が、花にとまらないため花粉を運ばない、植物にとって厄介者の繁栄である。

そんな状況でも・・・

たまたま「距」が長い花は、口が長い虫に「花粉を付けることができる」ため、
口が長い虫を花粉運びに利用して生き残る。

こういった「虫」と「花」のせめぎあいは、
お互いに自分たちの繁栄に有利な「形」を生き残らせる。
この花の場合、実生活に支障をきたさない程度に、距が大きくなったのである。


 こういった現象は「共進化(きょうしんか)」と呼ばれるもので、
ランの仲間にも多くみられるし、それ以外の生物にも普遍的にみられる。
ただ、どれも特異的だし、おもしろい形になってしまった生物も多い。

ランの仲間だと、フウランに近い仲間でマダガスカルに生息する
「アングレカム・セスキペダレ」
が、ダーウィンのエピソードとともに有名。

ほかにも、R・ドーキンス著「進化の存在証明」にて、面白いランが取り上げられている。
変な形の「バケツラン」、香水を作る「ハチ」に材料を提供するランなど・・・
世の中にはそんな生物があったのかと感動した。

姿、動き、戦術、駆け引き、どれもすごい。
ランに限った話ではないが、ランは姿の「奇妙さ」「巧妙さ」がずば抜けている。
ただ綺麗なだけではない、合理的なメカ、自然が生んだアイデアなのだ。

※とりあえず、生態ネタはなかなか止まれないので、今日はここまで!※

※「進化の存在証明」は、生物進化に関することを扱っている良書で、興味深い生態の事例が多い。
内容も好奇心をそそられるし、レポートのネタ元としても大いに役立った本。結構おすすめ。
ドーキンスの「イギリス的な」遠回しの文とアイロニーに抵抗がないなら・・・※





 てる場合、ミズゴケを足場に用い、板状のものに着生させる。
根が張らないうちは針金などで固定するが、活着したら取ってしまって構わない。

うちの場合は、東急ハンズの理科教材売場で見つけた金網、
実験用のバーナーと使う「丸い金網」を使っている。
とりあえず、蒸れない腐らないものなら、流木でもヘゴ板でも何でも使える。

ミズゴケが厚くなりすぎると蒸れてしまう。
コケ玉のような丸い形より、うすく平たい形にするのがポイント。

いろいろなものに「くっつけて楽しむ」のも、フウランの魅力だと思う。
レイアウトが楽しい。


 管理は簡単で、うちの場合はたまに水を掛けるだけ。
ミズゴケが乾いても、真夏でさえ、一週間くらいは放置しておいても問題ないようだ。
バックパッカーの長期旅行でもなければ、外出しても安心のはず。

ただ、日向におくと日焼けするので、日陰で育てるのがポイント。
野生では木の葉に覆われて生活しているので、強光はあまり好まない。



後記:フウランの魅力をいろいろと考えてみました。
個人的には、植物って「鑑賞物」であり「好奇心」の対象なんだと思う。
種類が珍しいとか、市場で希少性があるとか、そんなもんはどうでもよくって、
背景の自然とかドラマをみるのも好き。
そういうことを再認識しつつ、そういう視点で書いてみました。






神代植物公園 熱帯花卉 温室の花たち

  昨日に引き続き「神代植物公園」です。

http://syokuai.jugem.jp/?eid=213
前回 スイレン特集 

今回は「熱帯花卉」。
夏らしいトロピカルな花たちをどうぞ。








 花卉温室は、上から下まで花だらけでした。
こういう吊鉢で、草体を大きく垂らすと迫力があります。







 下から見るものなので、下向きの花が観賞に適しています。

 アイレベル(普通に立った時の目の高さ)より高い位置に、
何かを飾るのはちょっと難しい気がする・・・

こういうの好きなんだけど、自分で作るときは位置に悩む。
植物園の人も、レイアウトには苦心しているのだろうか?







 なんかスパリゾートぽいぞ。
OLさんが読んでそうな雑誌で紹介されてる店に、
こういう物体が置いてありそうだ。







 ランは多種多様に展示してある。
ふつうは見かけない種類もあって、
ラン展ほどではないかもしれませんが、見ごたえがあります。

 これは特に惹かれる柄だった。
斑点っぽい柄が好きなんだろうか・・・







 ガジュマルです。

沖縄にある木で、妖怪「キジムナー」が棲んでいる、
という伝説が有名です。

たしかに奇怪な雰囲気を醸し出しています。
なんか南方の遺跡にありそうな感じでしょうか。

 ガジュマルはポピュラーな観葉植物ですが、
盆栽では、ここまでの迫力はないかもしれません。
こういうのを都会でみられるのも、植物園のよさでしょうか。



次回は「フウラン」でも取り上げます。
そのあとにまた水草でも。


神代植物公園 睡蓮(スイレン)

  前回、FNRくんがレポしてくれた「神代植物公園」です。

結構広くていろいろあるんですが、
おもに「熱帯」っぽいものをクローズアップしてみました。

 一日目はスイレンをどうぞ。
スイレンにさほど詳しいわけではないので、品種などはわかりませんが、
主に熱帯スイレンが多いと思います。







 大温室の中のスイレン。
ジャングルの中にある沼地のようです。

 実際、熱帯地方に行くとハスやスイレンを見かける機会は多くて、
商店の軒先やドブ川みたいな所にもあったりします。

驚くほど汚い、ぼこぼことガスが出てる沼地にもあるんです。
「汚い泥沼の中に美しい花」ってイメージは、本当だったりします。

ここのスイレンはきれいな水で育てられているので、見るほうも安心です。








 なんていうか、こういう構図は大好き。
「ガラス」「コンクリ」「植物」っていう対比です。
 
 これは温室の真ん中にある中庭のスイレン池で、対面にも同じような池があります。
ほぼ左右対称の池で、温室のガラス建築に「コの字型」で囲まれています。

この池では・・・








 こういう熱帯スイレンが栽培されています。

これはアクアリウムに使う「タイガーロータス」に似ていますね。
同じ種類か近縁種かな?

水槽で使う場合、こういう浮葉ではなく水中葉という葉を観賞するので、
形が違います。
そういうわけで、これがアクアリウムで使う種類と同じものかどうか
ちょっと分かりません。

なんにせよ、この妖しい感じの斑入りの葉が魅力的なことは、同様です。



熱帯物ではないけど、「オニバス」もあったんだな。
あれの葉も、なかなか奇怪で美しいんですが、特に裏側が。
残念ながら、展示物に触れることができないので、裏側は撮れなかったんです。



後記:次回は熱帯花卉です。


農大生がおくる! 世田谷の花名所 等々力渓谷 不動の滝

 

前回(下記URL)の続きです。
http://syokuai.jugem.jp/?eid=210


 緑のトンネルを抜けると、一面が苔生した岩壁。
龍の石像から水が流れ、岩壁全体から水が染み出す。

等々力渓谷の「不動の滝」です。
「不動明王」を祀っている場所で、霊験あらたかな場所です。

 晴れの日にいけば、一面に豆電球を灯したように、コケが光ります。
コケに滴る水滴が光を通し、淡く光る現象で、
コケ自体が発光しているわけではありません。

なかなか美しい光景ですが、写真に撮るのは難しいようです。
去年に一度だけ、ほんの一部ですが写真撮影に成功したので、
別の機会に紹介しようと思います。







 滝の近くに「茶屋」があります。
森の中に広がる毛せん、濃緑色の中の真紅、和風な色合い。
落ち着く雰囲気です。

ここから先に進むと、急峻な階段があるので、一息つくのもいいでしょう。







 階段の上には「満願寺」が建立されています。
木枠が入り組んだ土台を持っていて、木の根のように斜面にしがみ付いています。

この上はテラスで、森を上から眺めることができる場所です。







 等々力の森を眺めるテラス。

春には桜、夏には緑、秋には紅葉、冬には雪景色・・・と

季節によって変わる風景。
この場所は、移ろいゆく日本の自然美がある「等々力渓谷」の中で、
季節をのぞく「窓」といった印象があります。

ちなみに、桜の時期は下記URLで特集しました。
http://syokuai.jugem.jp/?eid=200



感想:夏は鬱蒼としており、湿度も高いのですが、
だからこそ、もっとも「渓谷らしい」季節だと思います。




農大生がおくる! 世田谷の花名所 等々力渓谷 緑のトンネル


 
 地元っ子の農大生がおくる、世田谷の花名所。
第四回目は、23区内唯一の自然渓谷「等々力(とどろき)渓谷」。
今回は、幽玄な渓谷」を、2回に分けて紹介します。

 この渓谷は、武蔵野の渓谷を保全しつつ公園化されており、
歩きやすい場所ながら山の雰囲気が味わえます。
そのため、散策コースとして人気が高いところです。

 初夏〜夏には多種多様なコケ・シダが鬱蒼とした景観を作ります。
木々がつくるトンネル、谷間を流れる川、緑のカーペット。
東京23区内の公園では珍しい光景かもしれません。

渋谷からバス一本の場所にある「渓谷美」をどうぞ。







 川沿いにつづく散策路は、石や木枠で舗装されています。
ハイヒールやサンダルだと危ないかもしれませんが、
ふつうのスニーカーでも散策できるでしょう。

 冬は木々の間から空がみえるのですが、夏は鬱蒼としていて空などみえません。

「緑のトンネル」

といえるほど木々が生い茂るのは、夏の時期ならではです。







 川をのぞいてみた。

川沿いの石垣に「ヤブソテツのなかま」が暮らしている。
この位置では増水時に水没するので、根は、必死しがみ付いていることでしょう。







 これは観葉植物の「プテリス」に近い仲間だと思うのですが・・・
断定は避けます、シダの正確な分類は難しいので。

地味なイメージのシダ植物ですが、
足元をよくみると、こういう面白い形のものも見つかります。







 川沿いの石にコケのじゅうたん。
レッドカーペットならぬグリーンカーペット
こちらのほうが、えらそうな赤絨毯より、目と心が落ち着くので好きです。

 時期によっては、胞子体、俗に「コケの花」と呼ばれているものを、
たくさん見ることができます。
よーく足元をご覧ください、普段とは違う発見もあるはずです。







 緑のトンネル、昼なお暗い渓谷、
梅雨特有の湿度が「それらしさ」を強調しつつ、
複雑に入り組んで、すべてを見せず、奥行きを感じさせる空間・・・。

暗いから感じる明るさ、狭いから感じる広さ、
矛盾しているような説明が難しいニュアンス・・・
・・・こういうのをいうんでしょうかね、幽玄って。



次回:鬱蒼とした緑の中を抜けると・・・そこには!


続きです↓
http://syokuai.jugem.jp/?eid=211



セッコク蘭の表情 −葉−

 前回はセッコクの花を鑑賞しました(下記URL)
 http://syokuai.jugem.jp/?eid=208


今回は「葉」を楽しむ「葉芸」です。


ランを「観葉」植物として栽培する発想。
ランは世界中で愛好されている植物ですが、
葉を観賞する方向性は東洋的センスだそうです。








 鑑賞のポイントは「葉」「茎」。
斑(ふ/葉の白い模様のこと)の入り方、葉と茎の色・形態、
それらを品種の特徴とみるのです。

この品種の場合、
斑は真中の色が抜けた「中斑」で、
茎は半透明でアメ色をした「飴矢」です。

※セッコクの茎を「矢」あるいは「軸」と呼び、
「〜〜軸」「〜〜矢」と品種特性を表現します。








 いろいろなアングルから眺めて観賞します。

角度を変えれば、葉の表情も変わります。
植物と背景のバランスでも印象は変わることでしょう。





:後記・・・二回にわたり、セッコクの特集を組んでみました。

セッコクは魅力的な園芸植物です。
省スペースで栽培でき、丈夫で手入れは簡単、温室は不要・・・
ベランダで園芸を楽しむには最適な植物といえます。

 日本での栽培の歴史は古く、江戸時代に町人に愛されていたそうです。
江戸と現在の都市空間・・・
省スペースで鉢物中心という点では共通しているかもしれません。






セッコク蘭の表情 −花ー


  水槽以外にベランダで和風園芸、おもに東洋ランを育てています。

「若いわりにずいぶん渋いものを愛でているな・・・」

なんてことを、園芸好きの教授にまでいわれるのですが・・・。
個人的には「渋い」だけではなく「可憐」な魅力があるものだと思います。



二回に分けて、可憐で力強いセッコクを鑑賞します。






 セッコクは在来種のランで、山などで自生する野生種の姿をみることができます。

分類は「デンドロビウム属」の一種。
洋蘭のデンドロビウムと同属で、かなり近い仲間です。

デンドロビウムは熱帯から温帯にかけて広く分布しています。
セッコクは温帯産で、デンドロビウの中では北限にある種類です。

原種の分布、人に愛でられた地域、品種改良の歴史・・・
それらは洋蘭と異なるので、姿もだいぶ違います。
セッコクは洋蘭より、小型でひかえめな印象です。









 自生地では樹上・岩の上などに着生しています。
栽培時もビニタイなどで何かにくくりつけるとよいでしょう。
私の場合、植木鉢や金網など、あらゆるものにくっつけて楽しんでいます。



環境が整っていれば手がかからない植物です。

洋蘭のデンドロビウムには「わがままな美女」なんて花言葉がありますが、
セッコクは大違いです!

じょうぶです、一週間や二週間くらい放置した程度では枯れません。
風通しさえよければ、ふつうの山野草より丈夫だと思います。

生育期には、ミズゴケが乾燥したら給水。
休眠期には、根が乾きすぎないように週一回程度の給水。
水やりが1〜2週間ないまま放置されても、乾燥に強いので生きています。

アバウトな管理でも、時期になると花が咲くんです。
繊細な茎と花ですが、タフな植物。
まさに可憐で力強いのです。





後記:水槽ネタが続いたので、ランを挟もうかと。
これを書いてる頃、ちょうどセッコクの花が終わってしまって・・・
せっかくなのでセッコクを取り上げて、思い返してみようかなと。



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